子供は手汗の悩みは意外に深い

小学生でも手汗に悩んでいる可能性も…

 

手汗は、大体、10歳〜18歳と、子供のころから症状が出始めます。そして、テストの解答用紙に書き込む時、フォークダンス等で手を繋ぐ時、道具などの共有の時と、その都度、恥ずかしい思いをしたり、友達に嫌われるのではないか?など、大人以上に悩むことも多いです。

 

point

思春期は、悩みやすい時期でもあるため、手汗によって、人付き合いが苦手になったり、学校が嫌いになったりと、深刻な問題に発展するケースもありますので、親御さんが、早めに対策や的確な治療を行わせて、改善に努めてあげることが、非常に大切となります。

 

子供の手汗の3つの症状

子供の手汗の症状は、3種類ありまして、『手汗の量が多い』、『湿疹を伴う』、『皮が剥けたり被れたりする』の、どれかに分類されます。

 

基本的に、手汗が原因となりますが、手汗による○○など、さらに違う原因が起きているものもありますので、例えば、湿疹を伴っているのであれば、そちらに対応した、対策や治療を行う必要があります。

 

子供の手汗が多い症状と原因

子供の手汗で最も多いのが、湿疹や皮剥けなどはないものの、手汗が多いというもので、症状は、滴る程の大量の汗で、睡眠中は症状が出ずに、夏など気温だけではなく、ストレスや緊張など精神的なダメージを負った時に、汗がでることも多いです。

 

原因は?

 

原因は、家族や親戚に手汗で悩んでいる方がいるなど、『遺伝』が一番多く、そのほかでは、『疾患(甲状腺の疾患など)や飲んでいる薬(ステロイドなど)』もありまして、身体を正常に働かせる、自律神経のひとつの、『交感神経の高ぶり』によって、交感神経にある、汗分泌が過剰に働いて、手汗がおきます。

 

すぐにできる子供の手汗の対策

手汗対策は、子供でも簡単にできる、『ツボ押し』、『ミョウバン水の塗布』、『手汗抑制パウダーの使用』がおすすめです。

 

ツボ押し

手にある、『労宮(ろうきゅう)』と『合谷(ごうこく)』というツボを、指圧することで、大量の手汗の原因となる、交感神経の高ぶりを抑えて、手汗をとめることができます。

 

合谷と労宮

 

指圧方法

『労宮』の位置は、手の平のちょうど中心で、指圧方法は、親指など指圧しやすい指で、5秒間押して、5秒間離すということを、左右5回繰り返すものです。『合谷』の位置は、手の甲の親指と人差し指の骨の間で、指圧方法は、親指と人差し指でつまむようにして、親指で、5秒間押して、1秒間離すことを、左右5回行うものです。

 

ツボ押しの効果時間は、即効性はありますが、「10〜15分程度」と短いので、定期的に行うとよいでしょう。

 

注意点としては、効果の半減に繋がるため、ツボ押しを常用しないことがあげられます。ツボ押しは、繰り返すことで、その刺激に、身体が慣れてしまい、効果が得にくくなります。

 

ミョウバン水の塗布

12歳以上の子供であれば、毛穴引き締めから、手汗をとめる、『ミョウバン水の塗布』もおすすめです。12歳以下の場合は、皮膚の機能が未熟であることから、ミョウバンが刺激となって、赤みや痒みなどの肌トラブルになる可能性が高いので、他の方法を試された方が良いでしょう。

 

ミョウバンは、無臭でベタベタ感もありませんし、塗布してから、すぐに効果が現われはじめ、「6〜7時間前後」と持続性も高いほうです。

 

作り方

早速、材料と作り方ですが、まず材料は、スーパーで安く売られているミョウバン50g、水道水750ml、空のペットボトル1.5リットル、100均等に売っている持ち運び便利なスプレーです。

 

作り方は、ミョウバンを、ペットボトルの中にいれて、水を入れて振ります。水をいきなり全部入れると、溢れてしまうので、少しずつ入れて、振って、入れてを、繰り返すと良いでしょう。ミョウバンと水がまざったら、水の色が透明になるまで、涼しい場所に置いて、完成後は、スプレーにうつして使いましょう。ちなみに、残ったミョウバン水は、冷蔵庫で保管して、2〜3週間で使い切ると良いです。

 

作る上での注意点は、2つあります。1つ目は、効果を維持するためにも、水道水で作ることです。市販水や精製水などは、腐らせないための、塩素が入っていないので、ミョウバンが腐ってしまい、効果も半減しやすくなります。

 

2つ目は、赤みや痒みなど肌トラブルが出た際は、十分に洗い流して、使用を中止することです。使用する前に、自宅で試し使いしておけば、急な肌トラブルを、未然に防ぐことができるでしょう。

参照→気になる時にシュッ!手汗をミョウバン水で抑える方法と作り方

 

パウダー

『手汗抑制パウダー』は、ミョウバン水よりも、効果の持続時間が、「2〜3時間」と短いですが、肌に優しく12歳以下の子供でも使用できたり、パウダー使用後は、ミョウバン水よりも、サラッと仕上がります。

 

ファリネ

 

中でも、ファリネ(アスクレピオス製薬)はおすすめで、有効成分のナノイオン制汗成分が、汗の出口である、エクリン汗腺を塞ぐことで、瞬時に汗をとめてくれます。

 

肌に優しい天然成分でいて、無添加なので、肌荒れやかぶれなどが起きやすい子供でも、安心です。

参照→手汗レベル2の私が教えるファリネの効果と上手な使い方

 

子供の手汗の最適な治療方法

手汗の治療方法の中には、副作用が起きるものもありますので、子供が納得した上で、治療を始めるようにする必要があります。

 

塩化アルミニウム外用制汗剤

子供の手汗治療で、行われることが多い、塩化アルミニウム外用制汗剤は、皮膚科や神経内科等で、『1000円前後』で受けられます。

 

治療方法は、1〜2週間、塩化アルミニウム外用制汗剤を、就寝前に塗布して、起床後に洗い流すを繰り返すもので、汗の出口の、エクリン汗腺が塞がれて、汗がとまります。

 

効果の持続期間は、『数日から1週間程度』と、人によっても異なりますが、塗布を繰り返しているうちは、この効果が続きます。

 

子供の場合、ヒリヒリ感、痒み、かぶれなどの、肌トラブルが起きやすいのが、難点となります。

 

イオントフォレーシス療法

皮膚科等で、一回『600円前後』で受けられ、治療方法は、微電流を流して、汗の出口の、エクリン汗腺を塞いで、手汗をとめるものです。

 

週2回など定期的に、治療を受け続ける限りは、『数日』など、効果が続きますが、治療をやめた場合は、再度、手汗が出てしまいます。

 

また、イオントフォレーシス療法は、かゆみ、湿疹、ピリピリ感など、副作用が出ることもあります。

 

ボトックス注射

本人に治療の意思があれば、小学生でも受けられる、ボトックス注射は、手汗の原因の、交感神経の高ぶりを、抑えることで、手汗をとめます。

 

一度の注射で、『5万円以上』はかかりますが、『半年程』効果が持続し、ひとによっては、一年程効果が続くこともあります。

 

ボトックス注射は、神経内科、形成外科、美容外科で受けられますが、クリニック選びを十分にしないと、握力低下、しびれなどの副作用が起きることもあるので、クリニック選びは慎重に行いたいところです。

 

また、ボトックス注射にある、副作用として、代償性発汗という、背中やお尻など、ほかの部位の汗が増えることもありますので、本人の意思を尊重して、治療にうつることも大切です。

参照→手汗ボトックス注射の費用や副作用・効果の持続期間まとめ

 

湿疹やかゆみがある子供の手汗の症状と原因

手の湿疹やかゆみは、異汗性湿疹、汗疱、あせもとも呼ばれ、症状としては、直径1〜2mm程の水ぶくれ状の湿疹が起きて、痒みを伴うことも多いです。

 

point

原因は、皮膚内にある、汗出口の『エクリン汗腺の詰まり』で、『皮膚が硬めの方』に起きやすいです。

 

手汗を大量にかくと、皮膚内の、エクリン汗腺に汗が詰まりやすくなり、排出されない汗が、皮膚内に蓄積されて、水ぶくれがおきます。同時に、皮膚内にとどまった、アルカリ性の汗と、酸性の肌との、バランスが崩れることで、かゆみも起きやすくなります。

 

皮膚が硬めの方は、皮膚内に蓄積された、汗を排出させる、毛穴の伸縮が悪いため、汗の蓄積から、湿疹やかゆみがおきやすくなります。

 

すぐにできる湿疹やかゆみがある子供の手汗の対策

手汗による、湿疹やかゆみを、改善・予防するには、ドラックストア等で売っている、『尿素入りのクリームでの保湿』がおすすめで、いますぐにかゆみを抑えたい場合は、『保冷剤や氷等で冷やす』と良いです。

 

尿素入りのクリームで保湿することで、保湿にある、肌を修復するターンオーバーが促されて、湿疹やかゆみが治っていきます。そして、尿素にある、皮膚を柔らかくする効果によって、湿疹やかゆみの原因の、皮膚内の汗が排出されやすくなって、湿疹やかゆみを予防することも可能です。

 

保湿方法

保湿方法は、「朝・晩」行うと良く、保湿する際は、冷水等で洗った、「清潔な手」に、優しく押し込むようにすると、浸透しやすいことから、効果が高まります。

 

いますぐにかゆみを抑えたい場合は、保冷剤などで、冷やすと良く、血流低下から、かゆみを発生させる、ヒスタミンという物質が、血液を経由して流れにくくなって、かゆみが落ち着きます。

 

 

湿疹やかゆみがある子供の手汗の治療方法

湿疹やかゆみがある手汗の場合は、皮膚科での、保湿剤や内服薬の坑ヒスタミン剤等の処方による、治療が一般的です。

 

ただし、主に、湿疹やかゆみの治療となるので、手汗の治療法である、「子供の手汗の最適な治療方法」も実践する必要があります。

 

保湿剤

湿疹やかゆみには、『1000円程度』の、保湿剤(尿素軟膏、ワセリンなど)が処方されるケースが多く、患部に塗布すると、肌修復のターンオーバーが促されて、湿疹やかゆみが改善されていきます。

 

大体、『2〜4週間』で、治りますが、人によっては、掻いたり、手汗の量が凄いなどから、数ヶ月経っても改善しないことがあります。

 

坑ヒスタミン剤等の内服薬

かゆみをとめる、内服薬の坑ヒスタミン剤や抗アレルギー剤は、『1000円前後』で処方され、かゆみ自体をおさめます。

 

保湿剤と、併用して処方されることが多く、併用によって、『1〜2週間』などで、湿疹やかゆみが治まることも多いです。

 

副作用として、眠気やだるさなどが起きることもあるため、勉強や部活などに、支障がでることもありそうです。

 

皮が剥けたり被れたりしている手汗の症状と原因

手の皮が剥けたり、被れたりしている子供もいますが、原因は、手汗による、手の湿疹やかゆみを伴う『異汗性湿疹を掻く』ことです。

 

前項で紹介した、異汗性湿疹を掻いてしまうと、水が溜まった皮膚が裂かれて、手の皮剥けに繋がります。さらに、掻くことで起きる、皮膚のダメージを改善するために、栄養等を届かせる毛細血管が多くなる、炎症の一種の、被れも起きやすくなります。

 

すぐにできる皮が剥けたり被れたりしている手汗の対策

手の皮剥けや被れは、すぐにできるケアと、日頃から悪化させないための注意点も、併せて行うことで、十分な対策になります。

 

まず、すぐにできるケアは、皮剥け、被れに対応する、『薬局の軟膏(メディクイックなど)』を、活用する方法です。薬局に、在中している薬剤師さんに、汗による、皮剥けや被れについて相談すれば、症状にあった薬を紹介してくれますし、使用方法を併せて教えてくれることも多いです。

 

続いて、悪化させないための注意点は、2つありましす。

 

ポイント1

1つ目は、手の皮剥けや被れの原因になる、『掻く』ことを避けることです。かゆいときは、血流低下によって、痒みを起こす物質の働きを、低下させる効果のある、「保冷剤や氷等」で冷やすようにしてください。

 

ポイント2

2つ目は、『シャンプーはゴム手袋をはめて』行うことです。特に、薬局で売られているシャンプーは、石油などから、人工的に作られた、界面活性剤という洗浄成分の量が多く、手の水分や油分を過剰に落とすことで、皮剥け等を治す、肌修復のターンオーバーを、滞らせます。

 

同じことですと、手や身体を洗う際の石鹸は、界面活性剤が入っている、刺激のある石鹸は、控えた方がよく、適度な洗浄力の『天然の植物由来成分』をメインとした、低刺激石鹸を使用することが好ましいです。

 

 

皮が剥けたり被れたりしている手汗の治療方法

手の皮が剥けたり、被れたりした場合は、皮膚科で、ステロイド軟膏、坑ヒスタミン剤等の内服薬が処方されます。

 

ただし、根本的な治療ではありませんので、手の湿疹やかゆみ同様に、手汗の治療を行う必要もあります。

 

ステロイド軟膏

手の皮剥けや被れがある場合は、皮剥けや被れを改善する、ステロイド軟膏が、『800円〜1500円程度』で処方されます。

 

使用後、『1〜3週間』でおさまりますが、手汗に対する治療ではないので、やめてしまえば、手汗によって再発します。

 

また、ステロイド軟膏を常用することで、皮膚の抵抗力が弱まって、かえって、かゆみによる、皮剥け等が起きやすくなることもありますので、常用は避けたいところです。

 

坑ヒスタミン剤等の内服薬

皮剥けや被れの原因になる、かゆみをとめるために、内服薬の坑ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が、『1000円前後』で処方されます。

 

ステロイド軟膏と一緒に処方されることが多く、併用することで、『1〜2週間』など、早い段階で皮剥けや被れがおさまります。

 

ですが、眠気やだるさなどの、副作用が起きやすいので、常用することで、学力低下などに繋がる心配もあります。

 

手汗が多い子供は足汗も多い

手汗で悩んでいる多くの子供は、足汗も多く、手汗同様に、湿疹、かゆみ、皮剥け、被れなどがおきていることもあります。かゆみを伴わない場合は、自分で気付かないことも多いため、定期的に、子供の足の状態もチェックしたあげた方が良いです。

 

対策や治療法に関しては、手汗と同じになりますので、上記の方法を、早めに行ってあげてください。対策等が遅れると、足の場合、靴下で汗が密閉されやすいため、汗がこもって、雑菌繁殖から、ニオイや水虫などに発展するケースもあります。

 

まとめ

女医

子供の手汗は、親が思っている以上に深刻で、手汗のコンプレックスから、成長とともに、内向的になったり、暗い性格になることもあります。

 

友達ができにくくなったり、将来の夢をもてなかったりと、人生を左右することもありますので、早めの対策や治療方法の実践が重要です。治療の中には、保険が適用される方法も多いですから、病院に行く際は、必ず保険証を持参してください。

 

point

また、子供に対して、「対策等を行えば、手汗は改善するから大丈夫」と言い切って、安心させてあげることも大切で、実際に、親の一言で、前向きに対策や治療を行って、手汗を改善しているケースも多いため、子供の心のケアにも努めましょう。

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