手汗の原因のほとんどは『原発性多汗症』と『続発性多汗症』

一言で手汗と言っても、主に、2種類ありまして、

 

緊張やストレスなどによって起きる『原発性多汗症』と、病気や薬によっておきる『続発性多汗症』があります。

 

多くは、前者の『原発性多汗症』で、会社で大勢の前で話す必要があったり、学校で授業中に先生にさされたりなど、精神的に負担がかかることで、汗を分泌するなど、心身の機能に関与する、自律神経の一種の交換神経が、興奮状態となり、過剰に汗分泌が働いて、汗の出口のエクリン線が密集している、手の汗がでやすくなります。

 

一方、『続発性多汗症』は、甲状腺ホルモンの疾患であるバセドウ病、パーキンソン病、糖尿病、更年期障害、ステロイド剤の服用など、精神的なものとは別のことが原因で、交換神経の興奮から手汗が出ます。

 

見分け方は、原発性多汗症は、緊張やストレスや不安など、精神的な不調とともに起きます。続発性多汗症は、精神的な不調からよりも、暑さや運動などから、手汗が出やすくなります。

 

手汗で悩む方の殆どは『原発性多汗症』60%は遺伝性もある?

多くの手汗の原因は、緊張、ストレス、不安など、精神的な不調による、「原発性多汗症」となりまして、『思春期(およそ10歳〜18歳)』から、発症することが多いです。

 

原発性多汗症は遺伝の可能性も…

 

発症原因としては、『遺伝』によって、『ストレスなどから、手汗の原因の交換神経の興奮が起きやすい』ということが、一番に考えられます。とある研究者の調査でも、原発性多汗症を起こしている、60〜65%の方は、家族や親戚に同じ症状の方がいたという結果が出ています。

 

原発性多汗症の症状について

原発性多汗症には、下記のような、共通する症状がありますので、当てはまらない場合は、もう一つの、続発性多汗症の疑いがあります。

 

〜原発性多汗症の主な症状〜

 

● 緊張や不安など精神的な不調とともに手汗をかく

 

● 左右均等に手汗をかく

 

● 寝ている時はほとんど手汗をかかない

 

● 手のひらだけではなく、脇や足の裏に汗をかくこともある

 

 

原発性多汗症の治療と対策

原発性多汗症は、人前で話すことへの緊張など、精神的な不調からおきているので、『メンタルクリニック等』で、緊張緩和のトレーニングを行うなどが、根本的な治療となります。緊張だけではなく、不安や恐怖やストレスなど、人によっても、手汗の原因は様々ですので、そちらに対応した、治療を行うことが大切です。

 

メンタルケアクリニックへ

 

治療する際の、クリニック等は、通いやすいように、自宅から近いところがおすすめです。予約する前に、HPを一通りチェックすれば、どのような治療を得意としているかなども把握できますし、電話で確認すれば、より安心となるでしょう。自分でできない場合は、家族など信頼できる方に、頼むと良いです。

 

また、『神経科や皮膚科』では、汗を止めるための、内服薬や制汗剤等を処方してもらえますので、精神面と身体面のどちらからもアプローチすると良いでしょう。

 

point

自分でできる方法としては、汗をとめるための、『ツボ押し』や『ミョウバン水』などを活用したり、精神面では、多汗症を専門にする医師が推奨している、『開き直り』があげられ、「汗ぐらいかいても良い」と気持ちを安心にかえることで、減汗に繋がるとしています。

 

病気が原因による『続発性多汗症』

病気や薬が原因となる、「続発性多汗症」の発症年齢は、定まっておらず、特定の病気や薬によって、30代や40代など急に発症します。ここで言う特定の病気や薬は、下記の通りで、これらによって、交換神経が興奮状態になりやすくなり、手汗に繋がります。

 

〜続発性多汗症を起こす特定の病気や薬〜

 

  • 甲状腺の疾患
  • 下垂体の疾患
  • 真性糖尿病
  • 通風
  • 腫瘍
  • 脳梗塞
  • 先端肥大症
  • 褐色細胞腫
  • パーキンソン病
  • 末梢神経障害
  • エクリン母斑
  • 更年期障害
  • ステロイド剤の多量摂取

 

続発性多汗症の症状について

続発性多汗症は、厳密に言いますと、手のひらだけではなく、全身の汗の量が増えるのも特徴です。

 

また、緊張などの精神的な不調というよりも、気温や運動等で汗が出やすく、『汗っかき』と言われることもあります。

 

続発性多汗症の治療と対策

続発性多汗症の場合、『原因となる病気の治療』が、先決となりますので、続発性多汗症を引き起こす病気になっていないかを、病院で医師に相談して、検査から治療にうつりましょう。

 

point

手汗をとめることに関しては、原発性多汗症同様に、『神経科や皮膚科』で、汗を止めるための、内服薬や制汗剤等を処方してもらうと良いです。

 

自分でできる対策は、手汗をとめるための、『ツボ押し等』の活用や、日常生活の中では、発汗作用のある、『肉類、乳製品、香辛料(トウガラシや生姜など)』を控えて、反対に、発汗を止める効果のある、『たこやスルメイカなどに含まれるタウリン』を、摂取するようにしましょう。

参照→手汗を抑える生活習慣のやっていいこと・やってはいけないこと

 

他にも、『十分な睡眠』は、発汗の原因になる、交換神経の興奮を、鎮める上で非常に大切なので、きちんと睡眠をとるようにしてください。

 

まとめ

女医

原発性多汗症、続発性多汗症について紹介してきましたが、もう一度おさらいすると、原発性多汗症の原因は、緊張やストレスなど、精神的な不調となり、続発性多汗症は、病気や薬によって、気温や運動などで、手はもちろん全身、汗っかきになります。

 

治療や対策をする上で、最も大切なことは、自分の手汗の症状に合った方法を行うことで、それぞれに対応した方法を行わなければ、治るものも治らなくなってしまいます。

 

終わりに、手汗について、深く悩んで、うつ病に発展してしまう方もいますが、いまや、手汗に悩む方は、日本人の100〜200人に1人と多くなっているので、「自分だけかもしれない」などと、悩む必要はありません。それよりも、一つの経験と捉えて、自分のペースで改善させていった方が良いでしょう。

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