ボトックス注射で手汗がとまる仕組み

手汗が多く、私生活や仕事にまで、支障をきたしていることから、手汗をとめる効果が長期的に続く、ボトックス注射を検討している方も、少なくはありません。

 

このボトックス注射の、ボトックスというのは、『医薬品の名前』となりまして、ボトックスの有効成分が、『手汗を止めること』に働きかけます。ボトックスの有効成分は、「ボツリヌストキシン」と呼ばれるもので、手汗の原因となる、交感神経の興奮を起こす、神経伝達物質のアセチルコリンを抑制して、手汗をとめます。

 

もともと、ボトックス注射は、眼瞼けいれんなど、眼科での治療として使われていましたが、今では、手汗はもちろん、シワ、顔のエラ、痩身、花粉症軽減など、美容や健康に、幅広く活用されています。

 

1回のボトックス注射で手汗を止めることができる期間

ボトックス注射は、永久的な効果ではありませんが、1回の注射で、『3ヶ月〜6ヶ月程度』は持ちます。手汗の量など人によっても、効果の持続期間は異なります。

 

効果が出始める期間に関しては、早い方で、注射した『翌日』となり、遅くても、『3日後』には出始めるので、はやい段階で、効果を確かめられるでしょう。

 

ボトックス注射はどこで受ける?クリニックを選ぶポイント

ボトックス注射は、「神経内科」、「形成外科」、「美容外科」で施術が行われ、クリニックにもよりますが、大体、「中学生位で治療の内容に理解」を示していれば、子供にも受けさせることができます。失敗を避けて、効果を十分に出すための、クリニックの選び方を紹介していきます。

 

クリニック選びのポイント

まず、『創業年数が長いかどうか』があげられ、数年など歴史の浅いところは、実績や腕があるかどうかの判断ができないので、おすすめできません。さらに、多汗症というくくりではなく、『手汗(手掌多汗症)も専門』としている場所であれば、より安心できますので、クリニックのホームページでチェックしましょう。

 

加えて、自宅でのケア指導や無料検診など、『アフターケアが万全』かどうかや、すべて正しい情報とは限りませんが、クリニックの『口コミ評判』も、ネットで確認したいところです。

 

また、ボトックスの安全性と有効性を調べるために、『使用しているボトックスの種類』も、クリニックのホームページで見たほうが良く、ボトックスには、色々と名前が違う種類もあり、厚生労働省が、安全かつ有効性を認めている、『ボトックスビスタ』を、使っていれば安心です。逆に、韓国産のニューロノックスやリジェノックスは、臨床データが少なく、安全とは言い切れないので、これらを使っている場合は、要注意です。

 

クリニックが決まったら、いざ受診となりますが、その前に、予約制のところが殆どですので、予約を取りましょう。予約の仕方は、ホームページに記載されている、電話番号にかけたり、ホームページ上で予約を取れる場所も多いですので、やりやすい方法で行ってください。

 

〜まとめ〜

  • ボトックス注射は、神経内科、形成外科、美容外科で、行われるのが一般的(中学生位から施術可能)
  • 施術を失敗しないためにも、クリニックは、創業年数が長い・手汗も専門に行っている・アフターケアが万全・ネットでの口コミ評判が良い場所を選ぶ
  • 安全性と有効性が高い、厚生労働省認可のボトックスビスタという、ボトックスを使っているかも要確認
  • 受診する前は、必ず予約を入れる

 

手汗ボトックス注射の費用相場は5万〜15万程度

ボトックス注射の費用相場は、『5万円〜15万円』程度となります。クリニックによっても異なり、医師の技術料等も入っていますが、クリニックが宣伝を行っている場合は、宣伝費が含まれることもありますので、高いからといって、腕がある訳ではありません。

 

基本的に、保険が適用されないため、『自己負担』になりますので、初診料(2000円〜3000円程度)をプラスした、費用を払うことになります。ちなみに、ワキの多汗症である、腋窩多汗症(えきかたかんしょう)に関しては、生活に支障をきたす、重度の場合は、保険が適用され始めていますので、将来的に、手汗の場合も、保険が適用される時がくるかもしれません。

 

手汗ボトックス注射の手術時間は15分程度

ボトックス注射は、『10分〜15分』程度と、短い時間で終わります。注射後、針跡や内出血ができることもありますが、1〜2週間程度で消えることが殆どです。

 

また、痛みに関しても、注射の針が、細く進化していることもあって、『昔ほどの痛みは無い』です。

 

ですが、無痛というわけではなく、多少の痛みは伴いますので、痛みが気になる方は、クリームや点滴による「麻酔」が手術費用とは別途で3000円〜4000円程度でだしてもらえるので、検討すると良いでしょう。

 

手汗ボトックスの副作用は他の部位の汗が増える場合がある

腕が良い医師に注射をしてもらえば、握力低下やしびれなどの、副作用が出ることは無いですが、腕の良い医師でも、『代償性発汗(だいしょうせいはっかん)』という副作用は、ほとんどの方で出てしまいます。

 

この代償性発汗とは、手汗を止めることで、背中やお尻など、他の部位から、汗が余分に出るものです。特に、背中やお尻の汗が増えるケースが多いので、洋服によっては、汗ジミができることもあります。

 

このことから、ボトックス治療を受けた後は、吸湿性の高い「綿や麻」を素材とする、洋服を選ぶ必要があるでしょう。

 

同じようなことで言いますと、ボトックス注射を受けた日は、血流を良くすることで、ボトックスの拡散から、効果を低下させる、「お風呂・患部を擦ったり揉む・マッサージ・サウナ・エステ・飲酒・運動」などは、禁止されていますので、控えてください。

 

まとめ

女医

自力で手汗をとめる方法の実践や、食生活など生活習慣に気を付けていても、手汗が止まらない場合に、ボトックス注射を検討される方も多いですが、長くても6ヶ月程度と、永久的な効果ではなかったり、保険がきかないことから、費用がかかったり、他の部位の汗が増える、代償性発汗という副作用の問題もありますので、よく考えた上で、決断することが大切となります。

 

また、クリニック選びも大切で、安いという理由など、吟味もせずに選んでしまうと、腕の悪い医師による施術で、ボトックスが、筋肉にまで届くことから、筋肉麻痺を起こして、握力低下やしびれなどが起きることもありますので、クリニック選びも慎重に行ってください。

 

最後に、ボトックス注射の良い面も悪い面も、紹介してきましたが、基本的には、クリニック選びをしっかりと行えば、副作用のリスクなく、長期的に、手汗をとめることができますので、手汗に悩んでいる方には、おすすめの方法となります。

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